
彫刻の森美術館とは?—日本初!野外彫刻美術館の魅力
箱根・彫刻の森美術館は、1969年に開館した日本初の本格的な野外美術館です。彫刻家・井上武吉が設計し、約7万㎡の緑あふれるガーデンには、ヘンリー・ムーア、ブランクーシ、佐藤忠良、そしてパブロ・ピカソらの名品が常設されています。
美術館は自然と芸術の融合を目指し、丘、小川、池を活かした屋外展示空間と、本館ギャラリー、ピカソ館などの屋内展示をバランス良く配しています。この風土と文化を感じながら、アート体験ができる貴重な場です。


歩くだけで心地よい雰囲気—自然と作品の調和
園内は芝生のガーデンを中心に、約120点の彫刻が青空や木々を背景に配置されています。森と彫刻が対話するような構成で、自然の中で作品を眺める贅沢な感覚が心地よいです。
また、子ども向けのインスタレーション「ネットの森」で遊んだり、「幸せをよぶシンフォニー彫刻」のステンドグラス塔を体感したりと、自然の中で五感を使ったアート体験も魅力。訪れるたびに新しい発見があります。


一見の価値あり!屋内展示のピカソ館
彫刻の森美術館には、パブロ・ピカソの陶芸を中心とした「ピカソ館」が1984年に開館しています。娘マヤから寄贈された約300点の作品(陶芸・版画・絵画・彫刻など)が常設展示され、ピカソの多面的な芸術性に触れられる貴重なスポット。
65歳以降の陶芸制作に焦点を当てた展示はユーモアと創造性に溢れ、作品からは温かみが感じられます。屋外と屋内、ふたつの世界観を楽しめる構成が魅力です。

魅力プラスα—足湯やカフェも充実
庭園内には天然温泉の足湯「森の足湯」があり、彫刻を眺めながらくつろぐ時間も魅力。子ども連れにも配慮された施設で、ベビーカー貸出や親子で遊べる「ポケっと。」エリアもあります。
カフェやレストランでは地元食材を使ったメニューや、館内限定のスイーツなども楽しめます。落ち着いた環境でアート鑑賞と休息が叶う空間です。

まとめ:建築も自然も芸術も味わう贅沢な1〜2時間
彫刻の森美術館は、アート好きから家族連れまで幅広い人におすすめしたいスポットです。緑と彫刻、屋外と屋内、遊びと学びがバランスよく配置されており、1~2時間という短時間でも充実した体験ができます。
箱根観光の際は、近隣の「箱根ガラスの森美術館」や「強羅・芦ノ湖エリア」と合わせてアート旅にするのもおすすめ。自然と文化の融合を感じる、心豊かなひとときを過ごしてみてください。


彫刻の森美術館へのアクセス
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
アクセス:
・小田原駅→箱根湯本駅→箱根登山鉄道「彫刻の森駅」下車 徒歩2分
・箱根登山バス「二の平入口」下車 徒歩5分
近隣観光スポット:箱根アート巡りも充実
周辺には「箱根ガラスの森美術館」「ポーラ美術館」「岡田美術館」など、個性豊かな美術館が集まっています。芦ノ湖や大涌谷、強羅公園も徒歩圏内。彫刻の森を起点にすると、自然・温泉・アートを融合した1日コースが完成します。
